Knowledge Notebook
一覧に戻る

iPhone SE(第2世代)からiPhone 17eへ6年ぶりに機種変更して感じたこと|体感速度の差とFace IDの使い勝手

2020年4月に発売されたiPhone SE(第2世代)を、気づけば6年ほど使い続けていました。日常のWeb閲覧やメッセージのやり取りには困っていなかったため、「まだまだこれで十分動くし、壊れるまで使い倒そう」と考えていたのです。

ところが先日、不注意でiPhone SEを車のドアに挟んでしまい、画面のガラスがバキバキに粉砕するアクシデントに見舞われました。急きょ新しい端末を探すことになり、選んだのが2026年3月に登場したエントリーモデルのiPhone 17e(256GB、99,800円)です。

ホームボタンへの愛着や指紋認証(Touch ID)への慣れ、Face IDへの漠然とした抵抗感があったのですが、実際に移行してみると6年分の進化を肌で実感する結果になりました。移行して驚いたポイントや使い勝手の変化、一緒に使って助けられた保護フィルムの話をまとめてみます。

1. アプリ立ち上げの体感速度が全然違う(A13からA19へ)

端末をセットアップして真っ先に気づいたのが、アプリの起動や画面切り替えのレスポンスの速さでした。

iPhone SE(第2世代)を使っていたときは、「アプリをタップしてからワンテンポ待たされるのはスマホなら普通のこと」だと思い込んでいました。しかしiPhone 17eでマップやPayPayなどの決済アプリ、カメラ、SNSを開いてみると、指を離した瞬間に画面が表示されます。

特に差を感じたのがメモリ容量の増加です。iPhone SE(第2世代)のRAMは3GBでしたが、iPhone 17eでは8GBに増えています。SE2ではWebブラウザで調べ物をしてからメッセージアプリに切り替え、再びブラウザに戻るとページが自動で再読み込みされて入力中のテキストが消える場面がよくありました。17eではバックグラウンドのアプリがしっかりと保持され、行ったり来たりしても待たされません。

搭載されているプロセッサも、2020年のA13 Bionicから最新世代のA19チップへと一気にジャンプしています。ベンチマークスコアの数字を見るまでもなく、重いWebページのスクロールや画像の読み込みで引っかかる感覚がなくなりました。

項目 iPhone SE(第2世代 / 2020) iPhone 17e(2026)
ディスプレイ 4.7インチ 液晶(Retina HD) 6.1インチ 有機EL(Super Retina XDR)
チップ A13 Bionic A19
メモリ (RAM) 3GB 8GB
生体認証 Touch ID(ホームボタン指紋認証) Face ID(顔認証)
接続端子 Lightning USB-C
カメラ 12MP(シングル / ナイトモードなし) 48MP Fusion(ナイトモード / 光学2倍相当)
最小ストレージ / 価格 64GB(当時約49,280円) 256GB(99,800円〜)

2. ホームボタンへの未練とFace IDへの抵抗感はどうなったか

機種変更前、もっとも不安だったのがホームボタンの廃止Face IDへの移行でした。

「物理ボタンを押してホームに戻る感覚がないと戸惑うのではないか」「指先を置くだけでポケットから取り出しながらロック解除できるTouch IDのほうが便利なのでは」と長年考えていたのです。

結論から言うと、ホームボタンへの未練は使い始めて半日ほどで完全に消えました。画面下部から上へスワイプしてホームに戻るジェスチャーはすぐに手になじみます。それどころか、画面最下部のバーを左右にシュッとフリックするだけで直前に開いていたアプリを次々に切り替えられる操作が非常に便利で、ホームボタンを2度押ししていた頃よりも操作の手数が減りました。

また、心配していたFace IDも杞憂でした。マスクをつけていても問題なく認識されますし、机の上に置いた状態でも少し視線を向けるだけでスムーズに解除されます。Webサイトのログイン時にパスワードを自動入力する際も、画面を見ているだけで認証が通るため、指紋センサーを探して指を押し当てる動作よりも自然でした。

ホームボタンがなくなったことで上下の分厚いベゼル(枠)が消え、本体サイズはSE2よりわずかに大きくなった程度なのに、画面サイズは4.7インチから6.1インチに広がりました。文字が大きく読みやすくなっただけでなく、有機ELパネル特有の黒の締まりとコントラストの高さのおかげで、写真や動画の鮮やかさが段違いです。

3. フィルム貼りの失敗がゼロになる「Spigen Glas.tR EZ Fit」の安心感

画面が大きくなった分、新しいスマホを手に入れて最初に緊張したのが保護ガラスフィルム貼りでした。

実を言うと、自分はこれまで歴代のスマホでフィルム貼りに成功したことが一度もありませんでした。位置が曲がらないようにセロハンテープで仮止めし、ホコリが入らないようにお風呂場で息を止めて慎重に作業しても、必ず端がズレたり細かい気泡やゴミが入ってしまっていたのです。

そこで今回選んだのが、Spigen(シュピゲン)の「Glas.tR EZ Fit AGL03386(クリスタル・クリア)」です。iPhone 17eや16e、14、13シリーズなどに対応したセンサー保護タイプの9H強化ガラスフィルム(2枚入り)です。

EZ Fit貼り付けキットの仕組み

フィルム本体が専用のプラスチック製トレーにあらかじめセットされています。画面を付属のクロスで拭いた後、トレーごとiPhoneの画面にカポッとはめ込むだけです。トレーの中央にあるスライドシールを指でなぞると、位置の狂いが1ミリもなく自然に吸着していきます。

実際にやってみたところ、トレイをかぶせて上から押さえるだけで、位置合わせの苦労も気泡の混入も一切なく、人生で初めて一発で綺麗に貼り付けることができました。あまりにあっさり成功したため、これまでの苦労は何だったのだろうと拍子抜けしたほどです。

フィルム自体の表面コーティング(オレオフォビック・ナノコーティング)も優秀で、指紋がつきにくく指の滑りが滑らかです。2枚組なので、万が一強い衝撃で割れてしまった場合にも予備がある安心感があります。

4. 6年ぶりに移行して実感した「地味だけど効く」変化

チップの処理速度や画面の綺麗さ以外にも、6年ぶりの機種変更だからこそありがたみを感じたポイントがいくつかあります。

① 端子がUSB-Cになりケーブルが一本化された

iPhone SE(第2世代)はLightning端子だったため、旅行や出張の際にはLightningケーブルと、PCやモバイルバッテリー用のUSB-Cケーブルの2本を持ち歩く必要がありました。iPhone 17eになったことで手持ちのデバイスがすべてUSB-Cケーブル1本に統一され、デスク周りやカバンの中がすっきりしました。

② バッテリー持ちの不安からの解放

SE2はバッテリー容量が約1,821mAhと控えめで、経年劣化もあって夕方には20%近くまで減り、モバイルバッテリーが手放せない状態でした。iPhone 17eは朝フル充電で家を出て、外出先でWeb検索や地図、メッセージを普通に使って帰宅しても、夜の時点でバッテリーが80%残っています。出先で残量を気にしながら過ごすストレスがなくなりました。

③ MagSafeアクセサリーの便利さ

背面に磁石でアクセサリーを固定できるMagSafeもSE2にはなかった要素です。磁力でピタッと位置が決まるワイヤレス充電器はもちろん、車に乗ったときにホルダーに近づけるだけでパチッと固定できるのが想像以上に快適でした。

④ クイックスタートによる移行の簡単さ

画面が割れたSE2からデータを移せるか心配でしたが、新旧2台のiPhoneを隣に置いて電源を入れるだけで、Wi-Fi経由でアプリの配置や各種設定、写真データがそのままコピーされました。LINEの引き継ぎや二段階認証アプリの移行もスムーズで、昔のようにPCに繋いで暗号化バックアップを取る必要がありませんでした。

5. 壊れてからの買い替えでも大満足だった

正直なところ、「車のドアで挟んで壊す」というアクシデントがなければ、自分はまだiPhone SE(第2世代)を使い続けていたと思います。「普段使いなら十分動くし、買い替える理由がない」と感じていたからです。

ですが、実際に6年分の世代差を一気に飛び越えてみると、アプリ起動の待ち時間やバッテリーの減り、ケーブルの使い分けといった日常の小さな引っかかりに自分がどれだけ順応していたのかに気づかされました。

最新モデルを毎年追いかける必要は全くないと感じますが、4〜6年ほど前の端末を使い続けている人が「そろそろ買い替えようか」と検討するなら、iPhone 17eへの移行は日々の使い心地の面で確かな満足感を得られる選択肢になると思います。